ヤマブシタケと認知症

ヤマブシタケは認知症を防ぐキノコです。

菌食のススメ「菌」食べてますか?

 

菌食ってなに?

「菌を食べるなんて、とんでもない!」 そんな声が聞こえてきそうです。では、そんな方に質問です。

お味噌汁を飲んだことがありますか?
お漬物を食べたことはありますか?
マツタケやしめじ、エリンギなどのきのこ類は食べたことがありますか?
パンやチーズを食べたことがありますか?

これらはすべて菌食です。菌食というのは非常に身近なものなのです。

「菌=悪い・汚い」は間違いなの?!

「菌」と聞くと、カビだとか病原菌といった、ちょっと悪いイメージがありませんか?
これは、私たちが学校などで菌についての教育をほとんど受けずに成長してしまうことに問題があるようです。

地球の長い歴史を築いてきたのは動物・植物・菌類の3つの基礎生物群の共同生活であり、人類はこの共同生活によってもたらされる栄養によって支えられて来ました。
ところが、学校の生物の教科書では菌類についてほとんど触れられることがありません。
そのせいなのか、菌類はまるで植物の一部であるかのように誤解されています。

実は身近な菌食

菌食(菌類質食品)とは“きのこ”のような菌類そのものや、菌類の発酵作用を利用した食品のことを指します。
日本の伝統食でいうと、しょうゆ・みそ・漬物・納豆・かつおぶしなどです。
また、外国の食品だとパン・チーズ・ヨーグルトなどがそれにあたります。
そして更にビール・日本酒・焼酎・ワインなどのお酒類も菌類の力を借りて造られています。

きのこを食べる菌食とそのほかの菌食の違いって?

菌類の発酵作用を利用した食品は、乳酸菌や麹かびと呼ばれる細菌やかび菌の働きによって作られていて、独特の風味が特色です。
これらの菌食と「きのこ」の菌食とでは、実は大きな違いがあります。
それは菌の働きによってできた食物と、菌自体を食べることの違いです。
土壌に含まれる多量の有効成分がきのこの菌糸や胞子全体に含まれ、その菌自体をそのまま食べられる上に風味が優れているきのこは、菌食界の王様といえるでしょう。

菌食が減ると生活習慣病が増える?!

菌類は私たちの食生活を豊かにすると共に、健康維持の為にも重要な役割を果たしてきました。
菌食は主に腸内の調整・保護、免疫力増強、ガン・生活習慣病・感染症などの予防に効果的と言われています。

しかし、近年は伝統的な日本食が軽んじられ欧米風の食生活の浸透により、今まで身近に食べていた菌食(特に味噌汁やぬかみそ漬けなど)を食べる量が減っています。
その結果として、ガンや心筋梗塞、糖尿病といった欧米型の病気が増加しているのではないかといわれています。

あなたの食習慣はいかがですか? 肉・野菜・菌類質食品、これらはバランスよく摂取したいものです。

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